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2016年3月26日、27日「佐野元春35周年アニバーサリーツアー東京公演」 at 国際フォーラムホールA

珍しく2日連続で参加したアニバーサリーツアー、行ってよかった。
もう一週間が経とうとしているのに、まだ胸の真ん中に熱いものを感じています。

1日目はステージに向かって右側。後ろの列にカメラが入っていてチケットを販売しなかったらしく、私の右横全部に人がいなかった。ゆったり観られて満足(はみ出しすぎてカメラの邪魔にならないように注意しながら)。
2日目はちょうど逆、Dr.KyOnさんと長田進さん側。やったね!

ライヴ時間は3時間半。曲数は35曲。(35周年だから)
オモシロMCはあるけどほぼノンストップ。
このツアーのネタバレは避けてたから3時間半のステージということだけは知ってたけど、途中で休憩入るものだと思ってた。
割りと休憩挟んでたツアーあったじゃない。それがまさかのぶっ続け。(ライヴ中、「レインボー・イン・マイ・ソウル」後あたりで休憩じゃね?とか予測してたんだけど外れた)

しかも、その35曲の熱量がどれもすごすぎる。生きるって体力!って思った。
MCで佐野さんは「みんないい感じ? 疲れてない?」って気遣ってくれるんですけど、あなたたちこそ疲れてないんですかー!?と心で突っ込んだ途端に「僕たちもずっと立ちっぱなし。(バンドに)疲れてない? 当たり前!」って一人疑問と回答出されて笑う。
もうほんと、佐野さんが絶好調で私も嬉しい!
あと、「デビュー当時のルイードのライヴは女の子たちは制服なんかを着ている子もいた。男の子たちは何だか……何だか……似合ってるのか似合ってないのかわかんない服を着て、その辺でギャーギャー言ってた」って。
ギャーギャーwwひどいwww
あと、1日目のMCでは「あの頃と比べると、(客席を眺めながら)女の子たちはお化粧が上手くなった。男の子たちは……(頭に手をやる)」ってのもあったな。
ひどい!ひどすぎる!wwwそりゃあ佐野さんはフサフサですけども!ステージ上からだとさぞかしよく見えるでしょうけども!!wwwww
その後で「僕の曲をいつかどこかで発見してくれてどうもありがとう」「僕も皆さんもいろいろな事を乗り越えて、奇跡的にここに集まってきたこと。これまでずっと頑張って生きて、サバイブしてきたこと。自分のこと、誇っていいと思うよ」とか言われたらもう泣くよね。
こちらこそ、佐野さんが自身の曲を作って、歌ってくれてありがとう。佐野さんの足元にも及ばないけど、私も私なりにサバイブしてきたんだよ。知っていてくれてありがとう。
いくら感謝してもしきれない。

いつも現在の佐野さんの歌を伝えてくれるおかげで、私の横にはいつも佐野さんの曲があったし、これからもあり続ける。
佐野さんの声や歌い方は全盛期とは違うし、思うように出なくなっているんだろうけど、そこも含めて「リアルな現実」として公開する。相当の覚悟と柔軟性、更に至高のエンターテインメント性まで感じさせるところ、私の知ってるあるアイドルグループに似てる気がするんですよ(当社比)。

還暦という言葉を知らないふうで「そんなお祝いライヴはやらない」「60とか35とか、そんなのただの数字だ」と言い切る佐野さんは相変わらずかっこいいですし、たぶん普段本当に忘れてると思う。
インタビューを読むと、特に数字に関して(あれ?違うよ佐野さん)って思うことがあります。これ本人忘れてるのに言い切っちゃう癖があると思われるので、編集部の人は内容を確認してくださいね。(突然のメッセージ)


1曲目から「シュガータイム」という選曲がタマラナイ。
ここから80年代くるのね!と思ったら2曲目「優しい闇」(最新アルバムから)で気持ちよく裏切られる。
佐野さんが持ち続けた揺るがない芯と、増えていった痛みと、変わり続けてきた知恵と。
ホントにいろんなアルバムあったなあ。どれも好きだよ、とか考える暇もなく「ヴィジターズ」「カム・シャイニング」「ワイルド・ハーツ」のアルバム『ヴィジターズ』から3連続でぶっとばされる。
深沼さんの鋭いカッティングギターの合間を縫って長田さんのギターがメタルかっつーぐらいにギュインギュイン鳴ってて、そこに佐野さんのギター&時々KyOnさんのギターという4本体制はビートの奥行きがすごい。
こういう驚きは何度でも楽しいし心地よい。
どの曲だったか忘れたけど、KyOnさんが渡辺シュンスケさんを遠隔操作?してキーボードを弾かせてる遊びやってて、これこっちから観てて超楽しいんだけど佐野さん気づいてるんだろうか?(笑)

「君をさがしている」はアレンジに大幅な変更が加えられていてびっくりした。変わりつつ変わらない。そうだいつも佐野さんはそういう人だった。
何度も何度も、マイルストーンのような彼の存在と音楽に感謝を。

コヨーテバンドパートは最近の曲だけど、有名な曲と同じかそれ以上に盛り上がる。
ステージの背景が最新アルバム『Blood Moon』のジャケットのような光景になる。積みあがった小さな箱。
「境界線」で腕を水平にしてグルグル回すパフォーマンス、飛行機ダンス?っていうんですか?ちょっと恥ずかしくなっちゃってできなかった。ごめん佐野さん。次こそきっと!
「赤い月」→「私の太陽」→「東京スカイライン」この流れ好き。
ドンドコドラムの強いビートに、ギター音とキーボードが綺麗に絡むアレンジ、好きなので。もっと圧迫してくれー!って思った。

かーらーの!

「ボヘミアン・グレイブヤード」と「レインボー・イン・マイ・ソウル」を経て「誰かが君のドアを叩いてる」「ヤング・フォーエバー」「星の下 路の上」「世界は慈悲を待っている」はやばいわー。ずるいわー。
明るい夜明けとともに新しい一日と新しい痛みが始まるみたいな流れじゃんこれは。何度でも、何度でも、起き上がって日々をサバイブしていく人たちに祝福を。GRACE
ここで渡辺シュンスケさんとWピアノで「ジャスミンガール」だったのは何故だろう? いや別にいいんですけど、「レインガール」のほうが好きかななんて……ああっすみませんすみません。

「約束の橋」が発表され、数年後にドラマ「二十歳の約束」の主題歌になって大ヒットした頃は若い男女の出会う細い橋だった。でも今のアレンジはとんでもなくなっていて、老若男女だけでなく車も電車も長距離トラックも飛行機もロケットもみんなここを渡って向こう岸と行き来しようぜ!ってぐらいに幅広く強固になっていた。ほんと、こういうとこたまんない。何度も言う。かっこいい!
どうしようもなく気持ちが最高潮になったところで「SOMEDAY」がやってくる。
満を持して、ではなく、流れの中で自然に。ここまでの大ヒット曲が、なんと、自然に、訪れた!
イントロでの小松くんのドラムがほんと、これでもかってほど力強くて、小松くん、実は今まで爪を隠してたんじゃないかってぐらい。
コヨーテバンド、なんだかすごいバンドになっちゃってさ!!
「ロックンロール・ナイト」「ニューエイジ」「アンジェリーナ」まで魂の発露だった。爆発してた。
佐野さんの魂だけじゃなくて、観客一人一人の魂も共鳴して高く舞い上がっていた。
振ってきた星屑はキラキラと綺麗だったけど、これステージ上の佐野元春 & THE COYOTE GRAND ROCKESTRAさん側が一番綺麗に見えてるでしょっ。
このキラキラが私たちの気持ちです。受け取ってくださいって感じだ。(演出に乗っかってみた)

アンコールでは深沼さんと佐野さんで「グッドバイからはじめよう」。
終わりははじまり。
忘れそうになるけど、また思い出した。
終わりははじまり。

アンコールで舞台袖にハケる前、バンドが横一列に並ぶと、高桑さんとKyOnさんの間の人が子どもみたいに見えるのを発見(笑)
あと、長田進さんがこっち見ないでgood!と親指たてて観客を称えたの、ものすごくかっこよかった。長田さんのギター、中毒性あると思う。何度かゾクッときた。

「国のための準備」
ちょっwwwはげしいわ佐野さんwwwww
この曲がねー、一週間経っても頭から離れないんですよ。
国のための準備はもうできてるかい?と何度も問いかけるこの曲。会社のための準備はもうできてるかい? 上司のための準備はもうできてるかい? 事務所のための準備はもうできてるかい? などいろいろ汎用性がありますのでどうぞお使いください。

でもって欲しがりやさんめ、とばかりに始まる「悲しきレイディオ」。火がついた会場、歓喜に震える。
35周年記念の白い風船が降ってきた。1日目はちょうど上に風の吹き出し口かなんかがあったみたいで全然降ってこないであっちに行ってちゃってた分、反対側だった2日目は風船の海になってた。もう取りほうだい(笑)

初めて佐野さんのコンサートに行けた「ビジターズ・ツアー・スペシャル」を思い出した。
人気絶頂でニューヨークに渡って1年、戻ってきたかと思ったら渡米前よりチケットとれなくなっちゃってて、手に入るかどうかも分からないままにミゾレ降る横浜市体育館当日券列に朝から並んだ思い出。
寒かった。足先も指先も冷えきって、入れる保証もないからとても心細くて、一人でずっと立ってた。
見切れもいいとこの席が開放されて、佐野さんが奥に下がると見えなくなってしまう席だったけど、そんなのたいしたことじゃなかった。
「ヤングブラッズ」で大きな太陽と白いたくさんの風船が落ちてきたあの日、心がとっても高い場所まで舞い上がって幸福に包まれたのを覚えている。
体育館のギャラリー席だから白い風船は降ってこなかったんだけど、終わってから警備員のお兄さんが一個一個ギャラリーまでほうり投げてくれて、当日券の私たちは全員が風船をもらえた。ありがとう。
今でもその風船を持っている。

生まれてからこれまで私たちは、何か自分にとって大事なものを手に入れては頭に乗せることを繰り返し、崩さないようになんとか歩いている(もしくは立っている)のかもしれない。
崩れないように、ゆっくりと、細心の注意を払って。でも、崩れた時からまた新しい何かが始まるのかもしれない。
幾つになっても、この鼓動がやむまで。



『Blood Moon』佐野元春&ザ・コヨーテ・バンド
http://www.amazon.co.jp/BLOOD-MOON-%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4%EF%BC%89-%E4%BD%90%E9%87%8E%E5%85%83%E6%98%A5-COYOTE/dp/B00XHU2X0K/ref=ntt_mus_ep_dpi_2

「La Vita e Bella(ラ・ヴィータ・エ・ベラ)」
https://www.youtube.com/watch?v=hyjYWEqmag0

「国のための準備」
https://www.youtube.com/watch?v=Z89ktRDmxUk
(そろそろホーボーキングバンドの音も恋しくなってきましたよ、佐野さん)

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2012.6.10 Zepp Divercity「2012 アーリー・サマー・ツアー」佐野元春&コヨーテバンド

http://www.moto.co.jp/live/live_info/2012earlysummer/



コヨーテバンド
D:小松シゲル
G:深沼元昭
G:藤田顕
B:高桑圭
K:渡辺シュンスケ



This is a story about me.
and
This is a story about Motoharu Sano.



タイトルがわからなくても、イントロが変わっててなんの曲かわからなくても、歌が始まれば分かる。どんなにマイナーな曲でもね。
最近は音楽を聴くこともめっきり減ったから、ちょっと記憶に自信のない曲もある。でも、佐野さんが歌いだした瞬間、脳の中の記憶じゃなくて、体からビートが浮上する。
体中の細胞が「知ってる!この曲知ってる!」ってざわめく。
いつも(特に記憶力が落ちた最近では)、その感覚が楽しくて、幸せすぎて、時に泣きたくなる。
元春の音楽のビートが、細胞というかむしろDNAに深く刻まれているような気がしてしょうがない。
そして、そんな自分をこっそり誇らしく思ったりもする。
確かに今、生きていることを強く感じるから。



曲のビートで細胞がざわめき、彼の笑顔で心が満たされ、彼のMCで苦笑する(をい)。
「僕は血液型B型で、コヨーテバンドは全員O型なんだ。だから、大型バンドって呼んでほしい」
なんというスタイリッシュなダジャレ。レベルはともかくwww
しかも自信を持って言い切るところがかっこいいです。ダジャレですけどwww
最近の佐野さんは、まるでフェアリー♪←
何を言い出すか、どんな活動を始めるか、予測がつきません。雪村いづみさんとデュエット曲を発表するなんて、誰が予想したでしょう。
しかもこのフェアリーったら、攻めの姿勢を一貫して崩しません。その意志と野性を強く感じたコヨーテバンドのツインギターでした。



元春の音楽と知り合った頃から比べたら、みんな(佐野さん含む)大人になって、軽やかにこの瞬間を楽しめる幸せ。
熱狂していたピークの頃とは違うけれど、少しピークを過ぎて更に深くなる赤ワインのように、ピークを過ぎたことを惜しむのではなく、新しい変化を華やかに生み出す佐野元春というアーティストのファンであり続けてよかったなと何度も思う。



新しい世界は、まだ混乱の中にあるけれど。

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佐野元春30周年ツアー・ファイナルレポ

佐野元春30周年アニバーサリーツアー・ファイナル“All Flowers In Time”TOKYO
3月13日→(延期)→6月19日 東京国際フォーラムホールA


(MC部分は、NEPPIEさんのブログより転載させていただきました。ありがとうございます^^)
http://www.neppie.com/blog/?p=4008


 


 


佐野元春さんがきっかけで始めたことがいくつかある。
東京に住むこと。
旅をすること。
インターネットに接続すること。
ラジオにリクエストハガキを出すこと。
文章を書いて友人に読んでもらうこと。→個人的なミニコミ誌を作ること。→自分のサイトを作ること。
スポークン・ワーズのイベントを開くこと。
様々なことに生き生きとした好奇心を持つこと。
クールであること。思考を続けること。疑問を持つこと。ユーモアを忘れないこと。そして時々「ウェヘヘーイ」となること。

佐野元春というキーワードに、いつも私の背が押されてきた。
良い悪いに関わらず、自分の意志や良心とはまた別の判断基準として「佐野さんの存在」があった。
佐野さんと彼の音楽がなければ、体験しなくても済んだであろう悲しみや矛盾や空虚感も、ある。
四六時中彼の音楽を聴いていたり彼のことを考えたりしていたわけではないけれど、私の人生の岐路にはいつも彼の音楽があった。それは間違いない。
これからもそうなんだろうか?

前置きが長くなってしまった。


今回のツアー最終日、佐野元春30周年アニバーサリーツアー「All Flowers In Time Final」は、私と佐野さんの今までの30年(厳密には28年?)を思い返して泣いたり笑ったりするのかな、とぼんやりと考えていた。
大阪と長野と横浜の友人たちと合流し、中でも大阪の友人とは10年ぶりの再会を喜びあった。
3月13日(佐野さんの誕生日)に予定されていたこのコンサートが、震災によって延期になると知った時はどうなることかと心配したけれど。
私にとっての佐野元春とは、彼の音楽や彼自身だけじゃなく、それによって出会ったすべての人や出来事や感情なんだと思う。

以下覚えてるところだけ。

HKBのテーマが始まると、一斉に観客が立ち上がる。もちろん私も。今回は友人ごんぞう氏のおかげでなんと9列目のチケットがとれた。嬉しいのう♪
ライブで会うのは久しぶりなのに、そんな気がしない。ソングライターズのおかげだろうか。「おかえりー」って言いたい気分。
「君をさがしている」、てっきりデビュー曲の「アンジェリーナ」から始まると予想してたのに、外れたーー。いつも予想通りにはいかないのが佐野さんのいいところ。

数曲後「トゥナイト」のあたりだったか、ちょっと佐野さんの声が出なくなった。ハラハラしたけど、歌い方を少し変えて対応した。
HKBとの実験の中には、歳とともに(?)昔のようには出にくくなった声をどうするか、という課題もあったように思う。試行錯誤の末に、彼は歌い方とアレンジを変えるという作戦に出た。
そして、見事に克服してみせた。実験と挑戦にもエンターテインメント性を忘れない彼のライブは、そんな小さなことを感じさせないほど楽しかったから。それでも、過去には途中で帰ってしまったりヤジったりするファンを実際に見たことがある。例外なく男性だった。
たぶん、女性が佐野さんに見ているのは「他者の理想形」なので、声がどうなろうがそれほど気にしない。楽しいんだもの。もちろん心配にはなるけどね。
男性ではそういかない人もいる。たぶん彼らが佐野さんに見ているのは「自己の理想形」だから。彼らは佐野さんという自己が、昔のように巧くいかないことに苛立ち、反発し、どうしようもなく怒りを感じていたんだろう。

でもそんなもろもろの感情は、今夜昇華されたはずだ。もちろん、今夜のライブに来ていれば、の話だが。
だって佐野さん天才だもの。自分と同一化してどうする、っていう話で。

「コンプリケイション・シェイクダウン」考えてみれば、この曲を佐野さんは28歳とかで作ったんだよね。しかも、日本で誰もこんな音楽やってない時に。
佐野元春の前に道はない。佐野元春の後に道はできる。(fromナマステ)
今までもそうだったし、これからもきっとそうだ。

佐野さんの曲を聴くと、心臓が跳ね上がって、初めて聴いた時と同じビートを刻み始める。
村上龍(彼も佐野さんファン)は、思春期に体に刻まれたビートがそれから聴く音楽を選ぶ基準になる、というようなことを言ってなかったかな。
そうとも限らないと思うけどww、確かに私の体は10代の時のようにずっと動いていた。止まらなかった。疲れなかった。頭も体もビートがいっぱい詰まっていた。

内側の共感。
外側の共震。

「欲望」でそんな予定調和を覆される。
なんだこれは。
久しぶりに聴いた「欲望」は、体の欲望だった。
焦がれて身をよじり、無様に泣いて叫んで欲しても決して手に届かない、暗い渇望。
それは過ぎた年月かもしれないし、自身の若さと健康かもしれないし、愛していた人や家族かもしれないし、夢かもしれない。
この曲で私は最初の涙を流したけれど、本当は涙だけじゃなくて号泣したかった。
できれば地べたをはいずり回って、埃や泥だらけになって、あたりを涙でぐしょぐしょにしながら叫びたかった。柄にもないけど。
欲望への強烈な衝動。誰かに救われたがっている自分の中の獣。
この30年で、あなたは何を見たのですか佐野さん、と問いかけたくなるほどの。

「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」のイントロ、ホーンセクションと力強いドラムで我に返る。
30年を振り返るなんていう生やさしいライブじゃないことに気づいた。
これから来る新しい世界の、痛みに溢れた、勇気と希望のセッションなのだ。佐野元春 and HOBO KING BANDと私たちとの。
それは切なく、とても新しい。
人生は続く。

「月と専制君主」
アルバム「カフェ・ボヘミア」に収録されていた曲。最新アルバムはこのタイトルを付けたアレンジ違いの曲たちが収録されている。
「ごめん、アルバムまだ買ってない」
「ええええーーーーーーっ!(3人から同時に非難ごうごう)」
「だって、今日ライブで買おうかと思ってたんだもん」
「ふざけんな、これを買わないなんて、買えっつったじゃん」と異口同音に怒られた;;でも結局物販コーナーが混んでて萎えたという事実。もうぼっこぼこ(笑)。
買うよ、絶対買いますとも!これ買わなかったらファンじゃないまじで。
佐野さんのソングライティング能力もだけど、アレンジ能力もほんと天才的。
以前よりも分厚くて大人の温かさが伝わってきました。
なんでこのアルバムがもっと評判にならないのかが不思議なぐらい。←持ってないくせに
分かってるんだけどね、カラオケで歌えないのと、Jポップとやらから逸脱してるからだって(笑)。

「レインガール」
先ほどの「欲望」が肉体的な痛みなら、この曲は精神的な憧れ。
恋い焦がれるパワーは同じぐらいあるのに、もっと健やかに晴れ渡っていて、手に入れることよりもその温かさを全身で楽しみたいような曲。
悲しい時も楽しい時も、大切な人がそこにいてくれることへの感謝と安らぎ。
更に、君と一緒に人生を生きていけることと、同じ日ざしを浴びていることへの大きな感謝。
アルバム「ザ・サークル」はこの2曲が入っているところが素晴らしかったが、今回のバージョンはアルバムという括りすらとっぱらって、日常の目線から大きな世界をかいまみせてくれる。
ステージ上に釣り下げられた2枚の長いドレープと豪華なシャンデリアが、会場をワルツのダンスフロアに変える。
最近の佐野さんのコンサートは、豪華なペルシャ絨毯1枚とか、こういうシンプルなステージがよく似合う。

「ヤングブラッズ」
またアレンジ違いきた!
HKBにはギタリストとして長田進さんが参加していますが、前のギタリスト佐橋佳幸さんがゲストでギターを弾いてくれました。なんて贅沢!
長田さんが入って、ちょっぴりハートランド風味も蘇った気がして個人的にはとっても嬉しいのですが、もちろん佐橋さんも素晴らしいなあ。音の質は違うのに、二人のセッションがピッタリ合っていて響きました。
そういうところも元春マジックなんだなあ。

「ロックンロール・ナイト」
佐野さんの曲が幅広いと思うのは、曲ごとに心の動く場所が違うこと。
思い返せばあの日も、その日も、実は今も、私の前には川が横たわっている。
もしかしたら、若い頃よりも深く幅の広い川になっているのかもしれない。
一つ一つ諦める度に、もの分かりよく納得する度に、時間を潰して忘れようとする度に、忙しいかったり準備不足を言い訳にする度に、川は深くなっていく。
どんどん、どんどん、心の一部が膨らんでいって、いつしか叫んでいた。
こんな大声を出したことも最近なかったなと思う。
ずっと声にならなかった叫びが、声帯ではなくもっと奥のほうを震わせていた。

「約束の橋」
川には橋が必要。
橋の向こうには佐野さんが必要。
私たちに必要なものは、ほんの少し。ただし、必須。
約束とまごころの意味を考えてみる。
おじさんおばさんこそ「今までの君は間違いじゃない」って言われたい、まじで。

「ヤング・フォーエバー」
佐野さんの音楽に出会った頃、佐野さんのラジオ番組を聴き始めた。
彼の言葉は、彼の音楽ほどスッとは入ってこなくて、最初は何を言っているのかさえさっぱり分からなかった。かろうじて日本語らしい、ぐらいの(笑)。
理解しようとしたら、いろんな鍵が必要だった。
ブルー・アイド・ソウル、ボリス・ヴィアン、エディ・コクラン、アレン・ギンズバーグ、ジャズ、スカ、ラップ、ビート、ウィルとホランド、etc…
現在の彼は、鍵なんて無くても扉開けっぱなしって感じ。ただし、その奥がどこまで広がっているのかは計り知れない。
今、あの時ほどの情熱を持っていろんな言葉や情報を大量に吸収できるかと問われれば、正直なかなか難しい。
若さというのは、若さに気づかないことなんだと思う。
少しくすんだような曲調が、とっても大人のロックンロールだった。
佐野さんのロックンロールは生きている。
佐野さんや私たちが世界から消え去っても、永遠にロックンロールは続くんだ。

「SOMEDAY」
「僕はときどき思うんです。どんなにいい曲を書いても、それをみなさんが見つけてくれなかったら、そんな曲はなんでもない。次にやる曲は80年代の前半に、半年かかって書きました。どうしても、曲の一番いいところに言葉が降りてこなくて。
実は2枚目のアルバム『Heart Beat』に入れようとしていたんだけど間に合わなくて、その次のシングルになりました。みなさんがこの曲を見つけてくれて、僕は心から嬉しく思います。やがてこの曲は、僕が書いた曲なんだけど、皆さんの曲になりました。
でも待って! やっぱり僕の曲だよ!(会場笑→大拍手)
もし知ってたら、一緒に歌ってください」
ぶはははははははは!!
なにこのかっこ可愛い55歳ってば♪
あーハグしたいwww
自分の気持ち次第で歌ったり歌わなかったり、手を上げたり上げなかったり、泣いたり笑ったりするこの曲ですが、今回はずっと歌ってました。笑ってました。「ロックンロール・ナイト」で涙枯れたからもしれません。
次回はどんな「SOMEDAY」が聴けるんだろう。
佐野さんもこの曲も変わらずに、変わり続ける自分を自覚する、かけがえのない名曲。
魂に刻まれた証拠がこの曲なんだと思う。

「悲しきレイディオ」
「昨日、東北のファンの方からメールが届きました。たぶん、この会場のどこかにいると思います。そこにはこう書いてあった。《今夜は楽しみたいです》。みんなそう思うだろ!?」
きたきたきたーーーーー!
予定調和だろうが永遠のワンパターンだろうが、どうでもいいんですよ。
「I love You」って言われたら「You love Me」って返すんですよ、決まってんじゃないですか。
オーケストラの交響曲のように、小三治師匠の落語のように、同じことやっても毎回新鮮なんですよ。
様々な交流が私を形作るように、コール&レスポンスが私たちと佐野さんを繋ぐんですよ。
佐野さんを通じて表現される、観念的な「良いもの」「ゆるがないまごころ」は、ライブで突然具体的になる。
大人だからこそ楽しい。大人だからこそ知的でエキサイティングな風に導かれる。
この上ないほど幸せな時間。

それはこんな感じ。
少しテンポを落として、もっと厚い音で想像ください。
悲しきレイディオ(1993年?)




「アンジェリーナ」
アンコールラストの曲。
それまで気づかなかったけど、私たち4人の隣が4席まるっと空いていたので中央方向に移動してみた。
もう大騒ぎさ!
でも途中で、この席の人たちってどうしたんだろう、いい席だし4席まるっといないなんておかしくない?と考え始めたら、もしかしてこの席をとった人たちは東北の人なんじゃないかとか想像してしまって、もうその場所にはいられなくなった。
一人、自分の席に戻る。
想像しすぎ。小っちぇな、私ww
でも、想像力は「祈り」を近づける。
私はかの地を想像してこれからも祈り続けよう。
311以降の全てのエンターテインメントは、決してその前には戻れないんだと思う。私の気持ちも同様に。

これからどこへ行こう、これから何をしよう。

最後に、佐野さんはこう言いました。

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2008/8/27 「w-inds. Live Tour 2008 "Seventh Ave." at 日本武道館

働いてる会社から徒歩10分で着いてしまう日本武道館にて。楽勝で到着!あまりに楽勝すぎてグッズ販売コーナーをちょいとひやかし。地味なようでいて、実際使ってみると派手なんじゃないか?なデザインなのでちょっと手が出ない。唯一、ボックスティッシュカバーを購入。生成り地に赤のデザインが可愛いす。



白く長い布3本が舞い上がり、すごい勢いでステージに吸い込まれていくと、コンサートが始まった。いったいどんな仕掛けなんだろう。わたしはこれを「一反木綿」と勝手に名づけた。
今回のアルバム「Seventh Ave.」がいささか硬質で重いものだったので、ステージ全体(アンコール除く)が地味め、しかし、バックバンドが厚い音を作り上げていて、かなり良い。このツアーをレポしたファンのブログを覗いてみると「音が小さい」というのがあったけど、2階席ではその逆だった。アリーナと2階席では違ったように聞こえるんだろうか。ステージ上方左右に長いスピーカーがあったので、そこからの音が直接届いていたのかもしれない。
バックの音が聞きごたえあり、映像も効果的で、3人とバックダンサーたちのダンスも入れ替わり立ち替わり全体がよく作りこまれていて見ごたえもある。映像、音、ダンス、ライトのバランスがあまりに見事なので、w-inds.の3人がどこにいようが気にならなかったぐらい見惚れていた場面もあった。
新しいアレンジの「十六夜の月」に心痺れ、本編終わりの「TOKYO」ではなんと涙までじわりと来てしまった。これはわたしのw-inds.コンサート歴の中でも初めてだわ。
地方生まれで実家が今も地方にあり、東京で仕事をしている人間にしかこのシンパシイはないかもしれない。自分のルーツを厳然と持ち、様々な制約をひとつひとつクリアしながら東京で暮らすということ、暮らし続けるということ。煌びやかなモノや欲望、溢れるヒトたち、溢れる情報、けれども一人の自分と縁あるモノやヒトは限られた一握りの実体であり、その他の現実とどんなふうにせめぎあってバランスをとっていくか。そしてそれがいつまで続くのか…、若い時だけか、働いている間か、自分が親になるまでか、一生か、あるいはふと悟ってしまったりするのか。
とりあえず、今、わたしも彼らも縁あってここにいる。



そんなふうに「TOKYO」で終わる本編は確かに見ごたえ聞きごたえがあるが、過去のポップなヒット曲を最小限に抑えたこの構成で、会場の大部分を占めている女子たちが果たしてついてこれるのかな?
それをカバーするためにか、途中でグタグダなMCが2回あって、グタグダなりに面白くまとまってたけども。
涼平くんが今日少し元気がないのは「モンスターハンター2」を落としてデータが全て消えてしまったためらしい。夏の間じゅうずっと、380時間分もやってたらしい。「この夏の思い出はモンハンしかないのに」
同じように、スーファミで「ゼルダの伝説」のデータをすっ飛ばしたことがあるので、わたしには少し分かる気がする。頭ん中真っ白になって、晩秋みたいな寂しさが忍び寄るよね。380時間もやってないけどさ。
そこで無理矢理「不幸自慢」する龍一くん、iPODのデータを「間違って自分で全部消去した」あなたどれだけ負けず嫌いなんですの。そしてその負けず嫌いさ加減が後の伏線になろうとは。



アンコールはとても気持ちいい「Don't Give Up」から「SUPER LOVER」への流れ、その「SUPER LOVER」の途中あたりから、なんだか慶太様がおかしい。さかんに客席へ挑発するような動き、遠くてよく分からないけどフェロモンだだ漏れじゃね?な目線ぽい。
そんな慶太様が真ん中に設置された花道どん詰まりに来た時、事件は起きた。ステージから飛び降り、それだけでなく客席との柵を開けてアリーナに出ようとする。一瞬あっけにとられたような間の後、殺到する一部の客と駆け寄る警備員、柵を飛び越え客席にダイブする龍一くん(だからどんだけ負けず嫌いなんですの)、大騒ぎの中、ステージに半ば強制的に押し上げられる2人、この間涼平くんがどうしていたかは見ていなかったので不明。
さすが博多の男たいね。いつも「落ち着いてますよ大人ですから」みたいな顔をしてるから、いつどこでお祭り野郎モードに入るか読めないわ慶太様は。でも、ライヴハウスのモッシュじゃないんだから、客席に飛び込むのはやめなさい龍一くん。パイプ椅子とかあるし、お客さんや自分が怪我したらどうすんの。
ていうか、下手したら武道館出入り禁止になるかもしれないのでは?謝罪&始末書、きっちりとね。
博多っ子の心意気、決して嫌いじゃない、ていうか大好き♪



その後の「Perfect Day」でも興奮冷めやらず、バミリ(上から見ると赤の蛍光で立ち位置が書いてある)なんぞ知ったこっちゃない様子で大きくウロウロする慶太様、と小さくウロウロする龍一くん、そしてバミリの位置にキッチリと直立不動な涼平くん、笑った。
こんなに盛り上げちゃってこのままでは帰らないわよ帰さないから覚悟しなさい、なお客さんたちからの「もう一回」コールによる「Fire Flower」。残念ながらタオル持ってないけど、こんなに力いっぱい腕をぐるぐる回したのは初めてかもだ。
ちょっとハラハラしたけど、いろんな意味でw-inds.の成長を実感したコンサートでした。また来年。





Seventh Ave.(初回盤)(DVD付)
価格:¥ 3,360(税込)
発売日:2008-07-02
Seventh Ave.(初回盤)(DVD付)

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2005.7.9「w-inds. Live Tour 2005 "ageha"」 at 東京ベイNKホール

ええ、行っちまいました。ツアー初日です。
半年前まではまったく想像もできなかったこの状況。自分でも不思議です。
まず、半年ほど前、友人にシングル・コレクションを貸してもらったことから始まる。これがね、思っていたよりずっと楽曲が良かった。爽やかなバラードからハードなラップまでメリハリのあるバラエティ豊かなメロディーのラインナップと、こっそり色気を秘めて大人びた歌詞に、こんなの十代の子供が歌うんかい、と驚かされた。
デビュー曲から聴いてみると分かるが、ボーカルの慶太くん(まん中、背が高い)の声は確かに声変わりしている。それでいて初期の頃とほとんど同じキーで歌えるというのは、音域がそれだけ広がっているということだ。
なかなか努力家なのね。
顔やスタイルだけではファンにならないので、決してそれ以上の感想ではなかった。全員の名前覚えられないし、三人しかいないのに。おまけに、慶太くんのハイ・トーン(特にデビュー時)を長く聴いているとちょっと頭痛がしてきたこともあった。
で、同じ友人宅に遊びに行くと、今度はDVDの番だった。デビュー前のホコ天ライヴから渋谷109前のイベント映像、各種コンサート映像、PV、テレビ番組でのトーク、等々。普通にそのへんを歩いていそうな小奇麗な男の子たちが、「ボクたち楽しい仕事させられてます」的な顔から、どんどん意志を持った目つき顔つきに変わってくる過程がかなり興味深い。
加えて、トークも面白い。洒脱とか場慣れとかではなく、三人それぞれ種類の違う小ボケさんたちなのだった。ただボーッとしている(なのに時折飛ばす適切に面白い一言)とか、真面目すぎて変な青年になってるとか、もがけばもがくほどボケ倒してみたりして。かなり楽しいわ、あなたたち。
あっ、ちょびっとハマったかも。と意識するヒマもなく、「ツアーあるよ」の甘い言葉。すぐにハマって、ある程度納得したら容赦なく飽きてしまうわたくしなので、行きたいと思っている間に行っとけ、自分の興味があるうちに。
そして今日に至る。とうとう。
昨日から妙に会社でもウキウキで、ハサミで郵便物の封を切った後、「Pieces」を頭の中で鳴らしていたらハサミも無意識にシャキシャキ鳴らしていたようで、隣の女性に「イライラしてますか、それともウカれてるんですか」と聞かれた。気づかないうちにけっこう重症のようです。
会場に行く途中にはディズニーリゾート独特のワクワク感というものも溢れていて、舞浜駅からすでにワクワク×2かそれ以上に期待感が膨らんできます。ミッキーの吊革と窓が見たくて、交通手段はディズニーリゾートラインを使ってみたりとか。窓からちらちら見えるシンデレラ城をはじめとしたディズニーランドの光景もまるで異世界のようで、いやがおうにも盛り上がるハレの感覚。今度絶対シーに来よう。
ベイNKホールの前はすでにお嬢さんたちがいっぱいで、今回のアルバムタイトル"ageha"にちなんだ蝶のアクセサリーを髪に付けていたり、写真のコラージュでいっぱいの紙袋を持っていたり、蝶をデザイン化したオリジナルTシャツをお揃いで着ている小集団もあり、とても華やかな雰囲気。不思議とダフ屋には会わず。
まだニューアルバムを手に入れていなかったので、コンサート会場でしか買えないジャケットのCDを購入する。これにサイン入りポスターが付いてくるのだけど、誰のが来るかは指定できない。コンサート前によくこんだけ大量のサインをするもんだ、大変だねえなどと話していると、横から視線を感じる。
その視線を送っていた、小柄なお嬢さんの持っているのが龍一くん(主に向かって右側、髪は黒、ラップ担当)のサインなので、もしこっちが慶太くんのサインを持っていたら良ければ交換してほしいとの要請がある。私の持っているのは涼平くん(主に向かって左側、ダンス一番、中根かすみに似ているというもっぱらのウワサ)のサインだったのでちょっと残念がると、「今度は涼平くんのポスターと取り替えてくれる人を探しますから」と快く交換してもらえた。わらしべ長者状態?そう、私は多弁で能天気な龍一くんのファン。
そのお嬢さんは、言葉も態度も、普通にきちんとしていてとても好感が持てた。ついでに(?)w-inds.の株も一気にアップ。
多少開場は遅れたものの、自分の席に着いて驚いた。
肉眼でバッチリです!
ありがとう、座席の神様&友人のチケット運。(拍手)
15分ほど遅れて始まったコンサート、MCで三人が「去年までと少し違う」と言っていた。なるほどワールドワイドなテーマが付いて、しかもその大きなテーマに沿っても決して負けることのない歌とダンス。楽曲の良さもあり、とても見ごたえのあるステージでした。
ただ、慶太くんが風邪をひいていたらしく、少し音程が乱れるところがあった(だから開演が遅れたのかも)。プロとして体調は整えておいてくださいね。
だから却って、完璧なステージを見たくなってしまったのですけども。ええ、できればもう一度、ツアー最終日、武道館あたりで。(あは)
コンサート中でも驚いたのが、客席のマナーの良さ。ステージの端に三人が来て、思わず席を離れて近づいちゃった、みたいなお嬢さんたちがスタンドにいても、誰一人として後を追ったりしない。しかも、彼女たちもひとしきりライトやうちわを振った後、恥ずかしそうに席に戻る。可愛らしいぞ、スタンドベイベー。
ラストの曲が終わり、みんなで手を繋いで挨拶し、バンドメンバーとバックダンサーたちが舞台袖に消えていきます。当然w-inds.も一緒に去るもんだと思っていましたが、きっかけを掴み損ねたのか取り残される三人。途方に暮れたような表情のまま、あれこれ思案気味。
龍一くんがパシリのように舞台袖とステージを往復するものの、バンドメンバーは戻って来ない。本当に何も考えていなかったらしい様子。なんだその今までとうってかわったウダウダ感は(笑)。客席のお嬢さんたちは流れ始めたアルバム曲に合わせて歌い出し、このままでは終わらせない気概充分。
すると、意を決したように慶太くんがアカペラで歌いだしました。しんと静まった会場に響く、冴えた声。感動しました。
ますます好感度を高めたw-inds.とそのファンでございます♪
なのに、ここんとこ、ゴールデンタイムのTVで彼らの姿を見ないんだが。ニューアルバムのプロモーションもほとんど見たためしがないし、これが「干される」ってことなの?よく分からないんだけども。
ただ、これだけの歌とダンスが出来て、トークもそこそこ面白くて(求む容赦ないツッコミ)、しかもまだアーティストとして成長途中なわけで、このままいったらTVの視聴者、ひいてはTV局スタッフが無視できないとこまで行きそうな気もする。
歌とダンスが上手くないと認められないアジア地域にもどんどん進出していって、台湾や香港あたりから逆輸入でブレイクといったような新しい現象もあり得そうだ。そこまで粘る気力も持っていそうだし。なんといっても、サクセス・ストーリィ好きですしね、日本人。
都落ちに見えないこともないこの「逆境」、どう跳ね飛ばして、もしくは生かしていくのか、これからかなり興味のあるところです。
…こっちはとりあえず、三人の苗字を覚えることにしようか。

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