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メメント・モリ 死を想え

我が敬愛する藤原新也氏の有名な著書が、出版社を替え、装いも新たに出版されている。
「メメント・モリ 死を想え」(三五館)
本木雅弘さんが、映画「おくりびと」を作るきっかけとなったという本。
彼の着想と情熱は映画制作関係者も動かし、「おくりびと」が作られた。

情報センター出版局から出版された初版は25年以上も前なのに、わたしはこの本を持っていなかった。
答え「縁がなかったから」
「全東洋街道」でインドを目指し、「東京漂流」「乳の海」は何度も読んでいたのに、この本は手に取ったけれど購入しなかった。
たぶん、「死」が遠いものだったので、中の写真も言葉も、それほどは心に響いてこなかったんだと思う。まだ祖父母が生きていた頃の話だ。

今回、写真に添えられている文字が銀色になった。
見えるような見えないような、角度によって写真から浮き出したり沈み込んだり、する。
新しい写真も挿入された。
あの頃と違い、書店でこの本を見つけて躊躇なく購入したのは、死者がわたしの精神を形作り、強化していることを実感しているからかもしれない。
親しい人が亡くなるということは、それまでの心のよりどころを再構築することにほかならなかったから。
同時に、わたしの身体を作っているのも、また死者なのだと思い至る。動物、植物、菌類、すべての生きていたものの屍骸を再構築して、今、わたしは生きている。
そういう意味で、わたしは死を想わずにはいられない。

http://www.fujiwarashinya.com/





メメント・モリ―死を想えメメント・モリ―死を想え
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2008-10

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