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「リアルタイム・シンガーソングライター」高橋優

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(写真は、高橋優になってみたナマステww)

すごいアルバム出したね優さん!
11曲すべてが代表曲といってもいい。それほどの濃さ、本気っぷり。実はこういう魂の込められたストレートさに飢えていたんだなと思う。
闇にいる人には仄かな光を、雨が降っているなら傘を、これから遠くを目指す人には地図と靴紐を、心にそっと置いていくアルバムだ。
しかも、闇や雨や、たどりつかないかもしれない遙かな道のりへの不安まで認めている。そういうネガティブさもあっていいと、全面的にはっきりと肯定している。

まず、その潔さに驚かされた。

違和感が時々混じる。
繋がりでいえば、「素晴らしき日常」と「福笑い」、「靴紐」と「サンドイッチ」、「少年であれ」から戻った時の「終焉のディープキス」とか。
それは、高橋優という一見好青年の持つノイズだと思う。
この点だけでも、彼はただの「いい人」ではない。
ほんの少し心が解き放たれるようなその違和感が心地よい。
私の眼や耳は、単純なストレートさが薄汚れて見えたり聞こえたりする。逆に、直感に起因するノイズが超ストレートに見えたり聞こえたりする。
最近そんなアーティストいなかった。

見かけは普通の青年、曲も声も耳馴染みよく、歌詞も一見単純かつ明確、浸透力がいい、どこまでも普通。

ライブで時折みせる目つき以外は。

複雑だな。
一見とっても好青年。普通にとっつきやすくて感じがいい。それが最初の印象。
その奥に見え隠れする、桁違いに頑固で揺るがない確信。ただし、傷だらけの不信感と表裏一体の。
たぶん彼は人の汚れた部分をたくさん見てきていると思う。
理想とかけ離れた状況で、自分自身や他人と戦い、一人ぼっちでも、ストイックに精神と体を支える術を知っている。
彼は毎日ジョギングすると言っていた。規則正しい生活は自分を支える糧となる。まるでイスラームの礼拝のように。
更にその奥にある、柔らかで健やかな心。包容力は、自分が強くなければ持ちえない力だ。
彼の音楽も、彼自身も、実は三重構造ぐらいになっている気がする。もしかしたらその奥にも何かあるのかも。

アウトプットにしか興味なさげなアーティストが目に付く昨今、優さんはその多重構造になっている心の襞で、インプットもしっかりと絡め取る。
五感と直感を日常でフルに使いつつ創作し続けるというのは、けっこう疲れるものだと思う。
心も体もタフでいなければ、自分の感受性すら守れない。
彼は、普通に見えて決して普通じゃない、なのに普通だからこそ世界とまっとうに立ち向かい、矛盾やノイズすら許容する力を持ち続けているようにも見える。
普通ってどんだけ強いんだ、って驚く。

その複雑さ、強靱さ、理解できなさに惹かれる。
今のところ、彼の曲はちょっと私の手に負えない。でも、絶対いつか掴まえたいと思っている。

優さんは、自分を変えた一曲として、SMAPの「心の鏡」を挙げていたけど、彼の眼は本当に鏡のようにキラキラして、こちらの姿を容赦なく写し出す。
怖いぐらいに。

だから、曲を聴いた人たち全員が最初の一曲で理解できるとは思えない。反発する人も多いような気がする。
「判ったようなこと言ってんじゃねえよ」と。
実際、妹夫婦には「好きじゃない」ってハッキリ言われたし。
そういう人にも何度も聴いてもらえるような引っかかりを、いつまでも持ち続けてほしい。
いつか必ず通じると思うから。
(でも本当は、私にさえ通じればいいとも思ってる。どれだけファンが増えたとしても、まるで自分の一人のために歌ってくれているような気がする。それってかなりの強みだ)

アミューズという大きな事務所でこれから先、多くのタイアップといろんな仕事が待っていると思うけど、優さんは、消費されるよりも速く、更に大きく成長していくような気がする。
ほんと、予測がつかない。
これからも人生といういい旅を!応援しています。
…いつかSMAPに曲を提供してはいただけないだろうか。いやまじで。


「終焉のディープキス」
これに出てくる映画って、いつかB-PASSのエッセイに書いてた「SPACE BATTLESHIP ヤマト」のことかなあ。
世界の終末を描いた映画全般のような気もするし。
彼の詞は、視点が素直なのに、切り込みかたが鋭くて思いがけない方向からやってくる。それが気持ちいいのなんのって。
いきなりの疾走感に驚きました。終末と週末をかけてたりするのかも。

「素晴らしき日常」
〈先進途上国〉
録音も仕上げも311より前に終わっていたと思われるアルバムなのに、驚くほど今にピッタリ寄り添ったアルバムだなと。
特に、このデビュー曲には高橋優という男のアクの強さとしたたかさが見え隠れしていて、一瞬たりとも眼を(耳を)逸らすことができない。
世界と自己が関わる時の、普遍の知恵=哲学のようなものが底を流れているような気がする。

「福笑い」
2010年元旦のラジオ番組。リスナーからの一言をきっかけに、放送中の一時間であらかた完成させた曲。
その様子をYouTubeで見た。優さんはとても寒そうで、緊張していて、笑っていなかった。視線は下を向いていて、いくぶん丸まった背中でギターを弾いていた。
この曲がいろんな人の手を経て完成してくにつれ彼の背中が伸び、聴いた人の笑顔が増えるのに比例して彼の笑顔も増えてきた。
そんな一年間にリアルタイムに立ち会えたことを幸運だと思う。ありがとう。

「メロディ」
こういうシンプルなピアノ、好きなんだよね。佐野元春さんの最初のバンド、ザ・ハートランドを彷彿とさせるような。
クラシックやジャズ畑の人のように飛び抜けて巧いわけじゃないんだけど、入ってくるタイミングが絶妙。気持ちという名の不純物がほどよく含まれた水のように、ずっと後ろを流れ続ける。
そこから生き生きした有機物が生まれるはずだから。
いつか、この曲を代表としたオーケストラバージョンなども聴いてみたい。

音写人-otographer-
http://www.mtvjapan.com/gr/otographer/takahashiyu.html

「希望の歌」
お店で対応してくれる若い接客業の人って、いつも感じよく笑っていてすごいなと思ってる。だって私はできないから。
でも、笑顔って彼ら彼女らの、他人に対する鎧であり剣なのかもしれない。そこに考えが至らなかったよ。
完全に負けてるぞ、もっと頑張れ私。
みんな、生きている途中。

「靴紐」
優さんは、叩かれて、落とされて、裏切られて、不信感の塊になっていた経験があるような気がする。
人生の目標が遠ければ遠いほど、向かい風は強く吹くものだから。
以前まとっていた薄もやのような陰りの代わりに、彼の声からほとばしるのは温かい安らぎ。目標をしっかりと胸に刻んだ者だけが持つ、雑念のない熱意。
靴紐は決してほどけない。

「サンドイッチ」
いち、に、さん、で始めちゃったよ。one、two、threeじゃないんだよ。
日常の風景をくるんとひっくり返したような曲は、優さんの真骨頂かもしれない。
なんということもなさげに見えて、こういう歌詞を作るのって絶対難しいと思う。
「サンドイッチ」の「イッチ」の言い方が好きだな。
「ありがとう」に少し感情を乗せるところなんて、まるで俳優のようだよ。これができるボーカリストってあんまりいない気がする。
目当ての焼きタラコのおにぎりが無かったら、私なら明太子かツナを買う。サンドイッチという選択はなかった(笑)。

「ほんとのきもち」
〈君が好き〉
テレビは、音楽も話芸もサーカスも被災地の様子も、ことごとく薄く鈍く軽くするメディアだなと思う。
「Q10」の主題歌として聴いていた時よりも、このアルバムのこの位置で聴いた時に少し驚いた。
ひとつひとつの言葉がこんなに重い曲だったかと。
激しく、真っ直ぐで、切実。

「虹と記念日」
前の曲で一度潜ってからラスト3曲までの流れが秀逸。
まるで、雲の切れ間から一すじの光が刺してくるような鮮やかさ。
いつか、街の中で彼に見つけられる日はくるだろうか。ぜひ見つけられたいものだが、こちらからは優さんを見つける自信がない(笑)。道ですれ違っても気づかない気がする。もし、眼鏡じゃなくてコンタクトしてたらまず絶対無理だ。すまぬ。
でも優さんに見つけられるその時の自分は、せめて、地面じゃなくて正面を見つめて歩いていたいものだと思う。
虹は出ているだろうか。

「現実という名の怪物と戦う者たち」
アレンジしすぎないほうが優さんのストレートな曲に栄える。彼の声はそれだけで、独立した楽器のような存在感があるから。ハートフルでありながら寸止め、浅田信一さんのアレンジは確かだな。
どんな出会いでもいつか別れの時は来る。
もちろんだとも。知ってるもの。
それでも、一緒に同じ方向に進んでいく仲間を得られた喜びは、何ものにも代え難い。
確かな明日に繋げるために、今この瞬間はある。

「少年であれ」
楽器でも声でもなく、優さんのブレスで始まる。
それが色っぽいの色っぽくないのってお客さん。歌の後ろに隠れている彼のブレスをよーく聴いてみると、とんでもなく魅力的♪
〈抱えきれない痛みは、抱えなくて別にいい〉こう言い切れる覚悟って、すごいと思う。
荒削りなセンチメンタリズムでは終わらない。歌詞を分析しているだけでは決してわからない。
自分の人生において、選んだこと、選ばなかったこと、全ての責任を受け止める柔軟性と正直さがある。
こういう曲たちと出会えた喜び、曲を生み出したアーティストを恋うる気持ち、純粋な情熱。
10年ぶりぐらいにすっかり甦りました。
どうもありがとう。


「初回限定DVD」
ちょっと自慢していいすか?
高橋優さんがニューヨークで行っていた路上ライブ、Ustで生放送されてました。ツイッター連動で。
その様子も収録されているのですが、なんと!私の呟きが写っています!しかも3回!
優さんと私の呟きが初共演ですよ。
まあどうしましょう♪←どうもしない
眠くても一晩中起きててよかった。たとえ朝、顔がむくみまくっていたとしてもだwww
更に、今までのPV全部入ってます。「こどものうた」と「駱駝」まで!
なんて太っ腹なのワーナー様ったら!アルバムより長時間のDVDがオマケだなんて。これはきっとリピしまくれってことですねっ。
ありがとうございます!←スライディング土下座なう
その後、インタビュー映像。
吾郎さんと優さんの共通点を初めて発見!
二人とも、話している途中で自分自身に対して「うん」とうなずいてる。いや、だからどうしたって話ですが、個人的に嬉しかったので。








「牛乳」高橋乳


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