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高橋優アルバム「この声」感想

フラゲすべくCDショップに行くと、買うCDは決まっていてもとりあえずそれをお店で聴くようにしている。お店のヘッドホンのほうがだんぜん音がいいので。
1曲目、2曲目、3曲目…飛ばしながら聴いていると、だんだん体が熱くなってきた。
早くちゃんと聴きたい!と思ったので、購入したそれを持参したCDプレーヤーに入れた。家に戻るまで待てないからっっ!
最初の3日ぐらいは全体的に聴き入ってしまって感想を書くどころじゃなかった(笑)。今でも本当は、感想?面倒くさいなー、早くこれ聴いちゃえよ!って感じ。
全作の「リアルタイム・シンガーソングライター」は一曲一曲が際だっていたが、今回はもっと色とりどりの鮮やかさが輝いている。
例えば、あちこちに様々な意匠をこらしたインパクトあるストーンサークルを築いたのが前作だとすれば、今回はそのストーンサークル同士を繋ぐレイ・ラインを描いて更に上に伸びていくようなイメージ。かえって判りにくいか(笑)。


1.序曲
初めてのインストゥルメンタル。フラワートラベリンバンドとか思い出したんだが、こういう引き出しも持ってたか高橋!と驚いた。
この曲だけだと異色だが、次の曲への導入部としてグイッと引き込まれる。このアルバム全体がそうなんだけど、ほとんど力技、なのに繊細。熱くてパワフル、なのに優しい。

2.蛍
頑丈なブーツでダン!と地上を踏み締めた2曲目。
私は凡人なので、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分一人で感じたいし考えたい。同じような方法をとる人しか、いまいち信じられないところがある。効率が悪いのは分かってる。
情報と頭だけできちんとした思想(間違ったら自説を撤回または訂正する、という誠実さも含む)を構築できる人ってある意味天才なんだろうな、と思う。そんな完璧さにはなれないから別に興味ないけど。
蛍は果たして清い水でしか生きていけないんだろうか。

3.誰がために鐘は鳴る
ストリングスもギターも、なんだかとっても切なく、刹那的だからこそ美しく聞こえる曲。コンクリートに咲く小さな草花のような。
「素晴らしき日常」と同じくらい名曲だと思う。
自らの鼓動が止まるその日まで、私は何ができるだろう。何を諦めるだろう。誰とどんなふうに繋がって、どこにたどり着くんだろう。

4.雑踏の片隅で
(「パパ大丈夫?パパ大丈夫?」と涙するあどけない声)
誰がこんな歌詞を書ける?誰がこの詞を曲に乗せられる?誰が説得力を持った声で歌える?
やられた。またしても完璧にやられた。
飛ぶ鳥の視界と地を這う蟻の視点、そして人の様々な想いが重なって、深く強いノイズを奏でる。
無関心に通り過ぎる景色、まきこまれなくて良かったと胸をなで下ろす小さな事件、自分が本当はそんな顔していないのに無意識に打っている顔文字、ほんとに何一つ高橋の目線からは(自分の誤魔化しさえも)逃れられないんだな。
ストレートかつ具体的でありながら比喩が秀逸。「こどものうた」を初めて聴いた2年前から幾度となく思ってるわけだが、何者なんだ高橋優。

5.気ままラブソング
優ストリーム(ネットライブ)の場で時々見えるのは、ちょっとだけワガママだな高橋、ということ。自己主張とか他人の言うこときかないとかそういうことではなくて、「嫉妬ゆう」的な意味で(笑)。
1対1の関係ではなく、1対2以上の席で、自分以外の人たちが会話を始めてしまうとひたすら聞き役になる。それはそれでいいんだけど、「まあ聞いてますけどね、僕だってしゃべりたいんですよ。ていうか僕としゃべってくださいよ」感が時々顔に出る。本当におもしろい。
んで、しゃべり出したら口がとんがる(笑)。さらに、ドMだろうがからかわれようが自分が話題の中心だったらそれが嬉しい、みたいな、なんというか末っ子気質なところがありありとwww
聞いてなかったのね、つまんないのねはいはいわかりました、じゃあ気持ちいいことしましょうか♪と言いたくなる曲。なんちゅう説明だ我ながら(笑)。

6.あなたとだから歩める道
高橋初の結婚式ソングだそうです。嬉しいのと寂しいのが混ざったような気持ちで、新しい家族になる人と歩む、昨日までとは違う道。
おめでとうございます。と、いつか優さんに対しても言わせてください。

7.卒業
どこから、何から、どんな形で卒業するか。学生だけじゃなくて、社会人の曲でもあるかもしれない。第一には卒業生のものだとしても、それだけじゃもったいない。
硬直化した立場から、出口の見えない自分の考えから、いろんなことから、たとえ無様だったとしても、何度でも卒業していくのさっ。

8.この声
ブルースハープは優さん?後ろのポコポコした音が、まるで水の中にいるようで面白い。水たまりに滴が落ちているようでもある。
ニューヨークの路上ライブでもこの曲を最初に歌ったんだった。一人ギターで歌うバージョンのほうがどっちかというと好き。

9.一人暮らし
面倒くさかったり、寂しかったり、一人の時間が楽しかったり。いろいろあるけど孤独じゃないよ、誰かと繋がってるもん。みたいな結論になってるのがホッとする。物理的に一人なのが問題なんじゃなくて、ネットや電話や手紙でもいい、様々なツールで信頼できる人たちと繋がってる実感が自分の調整力になるんだと思う。
高橋、料理はけっこうできるけど、友達にはしょっぱいって言われる、とか聞いたことがあるような。北国は味付け濃くなるよね。ジョギング終わって濃い味付けとかきっと旨いよね。でも、今から少し上品な味付けに慣れておいたほうがいいかもよ。←余計なお世話

10.誰もいない台所
こちらは逆に、一人になってぼっかりと心に穴があいた時の曲。夢を捨ててもいいとまで思える女性に出会ったのだね優さん。
歌詞だけじゃなく、すごい泣いてるのが伝わってくる。しかも、とめどなく涙を流しているのは魂の中で。歌詞とか曲調とかアレンジを超えて、これは声の力だと思う。
誰もかなわない、高橋優の希有な力。
別れる時に人は「またね」って軽く言うけど、二度と会えなくなってみるとその最後の「またね」が心を引っかく。何度も気持ちは漂って、その記憶に戻っていく。

11.蓋
高橋流・休日の過ごし方。スマスマに出た時に、実はこの曲と「SHAKE」のメドレーにしたらいいのにと思ってた。
スターバックスのグランデお持ち帰り、とかいう歌詞が出てきた!注文のやり方覚えましたか。スタバの店内で流れてたら面白いのに。
何をしてもいい自由な休日なのに、心では昨日までのいろんなものに蓋をしてる。明るく楽しい休日に、見えない「蓋」が存在する。ちょっと深いかもしれない曲…いや、そうでもないか(笑)。
ブログを読むと、どうやら優さんは自分のためだけの時間が少しでもないと煮詰まって苦しくなる性格らしいので、スケジュールでうまく調整してもらえるといいね、マネージャーさんよろしくー!

12.絶頂は今
(惜しみなく出し合いましょ 君と僕のアレもコレも)
力強く熱いエロと愛を、「ですます調」を交えて主張するスタイル。優さんのスピード感ってかなり独特。
畳み掛ける言葉の渦にもどこか文学的な裏付けがありそうで、同時に水と油のような原始衝動的な気持ちをもっともっとと叩きつけてるところがますます面白い。
ちょうど、心にとっておいたものを最近取り出してみる気になったとこです。出して見せたら失敗して空っぽになったら嫌だなとか思ってたんだけど…。自分にとっては華でも他人から見たら石かもしれないし、もし石だったとしてもその石を磨けば宝石といわないまでも石鹸ぐらいには変わるかもしれないし。意味不明ですねすみません(笑)。
チョメチョメな高橋優をもっともっと出すがいいさ。一生忘れられないライブにして、もうどうとでも!

13.セピア
鋭さや毒や利己的な部分やネガティブさなんかを、ふんわり包んでしまう歌。
私は高校の頃の仲間との関係をすごく大事に思っていて、名字が変わったり立場や場所が違ってもう何年も経ってるのに、実際に会うと本来の自分を思い出せる気がする。
心の周りは以前と同じではありえないし、成長した部分や賢く薄汚れた部分もあるんだろうけど、彼女たちと繋がっている部分は何も変わってないと思う。私も彼女たちも(たぶんそうだと思う)。
たまに帰省すると集まってくれて、皆それぞれに新しい興味の対象を見つけていて、知ってるとか知らないとかありえないとかなんだそれとか言いながら笑いあって、涙でるぐらい爆笑したりして、たまに真剣な話なんかもして、最後に「またね」と言う。
再会することを信じきって、私はまた都会に戻ってくる。少しだけ軌道修正した心で。


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発売日:2012-03-14

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「卒業」の意味

なんと!SMAP×SMAPの歌のコーナーに!高橋優さんが出演しました!!
いつか出演してほしいとは思っていたものの、こんなに早く実現するとは!アミューズさんありがとう!
しかもSMAPへの曲提供まで意外に早く叶ってしまいそうじゃない?1月の高橋握手会の手紙に書いた願望のひとつがすぐ目の前に来ています。本当に嬉しい♪



「高橋優を知っていますか」で歌のコーナーが始まった時、テレビに向かって「知ってるー!」って言いそうになったよねwwwこんな興奮スマスマでは久しぶり。
高橋優さんは、胸元の露出少な目のフォーマルさ(ぇw)に、いつもの美しいギターで登場。エロいせいか木村さんと同じで伸びるのが速い髪を整えて、茶髪に染め直してるっぽい。清潔感があって肌も白くつるっつるで、スマ姐さんたちの好感度が上がることきっと間違いなし!
それにしても優さんの白さときたらすごいね、中居さんのもみ金(金のもみあげ)と同じぐらい白く見えるね!
対してSMAPたちはグレーを基調とした落ち着いた色合い。中居さんの袖だけが少し赤い。優さんのギターの周りも赤いので、そこで全体の色合いがキリッと締まる感じがなかなかいい。
途中で後ろのセットが白く輝くのも、最後に桃色の羽が静かに降ってくるのも、とっても素敵でした。スタッフGJ!



「卒業」は特に最初の部分が歌いにくそうだなあと思っていたので、優さんのソロで始まった時はホッとしました。何年ファンやっててもSMAPの歌は不安です。絶対生歌な頑固者だからさ。
優さんソロの部分も中居さん木村さん慎吾くんは声を出さずに歌っています。おっ、この曲をかなり気に入ってる様子じゃない。←この時点で既に泣きそうになってるあたくし



剛くん(ちょっと元気なかった?ドラマで疲れてるのかも)→吾郎さんと繋がって、まあまあ無難に歌ってるじゃないの、後ろで優さん歌ってるから安心感あるし。とか思ってたら木村さんきたこれ!
すごい歌いあげてますけど!てかこの人今回なんだか超色っぽいんですけどけしからんもっとやれ!ww
力が入ってるのは木村さんだけかと思ったら慎吾くんも中居さんもノリノリですごかった。
声の強い3人がめちゃくちゃハマってるっぽいぞ。奴らの迫力半端ないぞ、がんばれ高橋優!と思ったら、彼は一歩も引かずに歌いきってた。歌い終わりを一番長く伸ばしてたし。
か、かっこいい!
なんなのこの6ショットの起爆力!



おまけにトークでは昔のCD出してくるし、その指が震えてるし、いちいちドングリ眼になるし。
わかった。君は今ただのいちSMAPファンだろwww
木村さんや慎吾くんが曲提供をしてほしいっぽいことを匂わせている時にも「え?え?これってまさか、違うの?」と逡巡している姿と、吾郎さんからきちんと依頼された(これは中居さんから「稲垣さんからちゃんとお願いしてください」とか促された気がするんだが…どうだろう?)後の笑顔プラス「優、やばいっすよ」の顔がもうね、本当に姐さん抱きしめたくなったもの。



私は確かに高橋優×SMAPを待ち焦がれていたけども、正直これほどハマるとは思ってなかった。
優さんの曲は思った通りSMAPに似合っているし、それ以上に優さんの声がSMAP5人それぞれにこれほど合うのは予想外だった。6人ユニゾンがとても似合う曲でした。
あと、優さんの曲をSMAPがこれほど気に入ってくれるとは。しかもトークではなんとなくお互いに好き好きビームが出ている気もする(笑)。優さんからは当然としてww
木村さんと慎吾くんがなんだか楽しそうで、その2人と優さんとで話が進んでいくので、中居さんが安心して脇で笑ってる感じもいいんだよねえ。SMAPの皆さんが優しくてお茶目な兄さんたちになってくれてて、すごく感激しました。
ウワアァァァァァン嬉しいよーーー!!



編集して高橋の本編とトークを、水曜日までにもう50回は見たと思うんだけど、ふと、SMAPのこの歌に対する力の入れようがすごいなと思った。いやずっと思ってはいたんだけど、ちょっと気合い入りすぎじゃないかと。
もちろん、高橋の声や気迫に負けないようにといういつもの負けず嫌いな部分はあるし、歌いやすさもあると思うけど、どうしたことですか?
最初は森くんのことを彷彿とさせる歌だからかな、とか思ってたけど、それよりも、これはSMAPさん何かこの歌に思い入れあるね、もしかしたら何かを決めて、行動して、何かから卒業しようとしているのかもしれないね。と感じた。



木曜日にその答えが分かった気がした。
ソフトバンク孫社長の立ち上げた東日本復興支援財団の記者会見。ジャニーズ事務所でもマーチングJでもなくSMAPとして賛同・協力している。



Ustアーカイブ
http://www.ustream.tv/recorded/20958548



その席で、木村さんは再生可能エネルギーと、がれき処理の方法、テレビ局の報道姿勢(ひいては視聴者からの需要と供給含む)について自分の見解をちらりと述べた。
全国の原発再稼働に向けて政財界からの強力な働きかけがあちこちで渦巻く中、いちテレビタレントとしての彼の発言にはかなりヒヤッとした。
コマーシャリズムの中で仕事をしている彼の、本当にギリギリの発言だったと思う(原発については言及していないから)。そういう意味でも、クールな彼らは本当に微妙で無力な自分たちの立場を知っている。
それでも、未来に向けて、自分たちを縛り付ける枷を外せるギリギリの部分で考えを発信し続けていくんだろうな、と思った。
ソーラーエネルギーへの可能性を、子を持つ木村さんが発言することの意味も重かったし、財団にSMAPの名で賛同している以上それがSMAPの総意なのだろう。
財団の内容も重要だし、復興に向けてSMAPが何をしていけるかということも、これからのSMAPの方向を決めるのだろう。
ステージを変えて、長い長い旅がまた始まった。それはもう、遠く果てしない。



また彼らはイバラの道を選んだよ。



どうしてそうなんだろうね、幾つかの道の中で一番困難な道を選ぶのがSMAPの普通なんだね。
彼らがその高みから墜ちるのを舌なめずりして待っている、芸能界と世間の悪意のある風に正面から向かって今までも歩いてきた。
ただ、今回は失敗した場合、SMAPが巻き込まれる悪意の渦は、今までの比ではない。
その影響はSMAPをどこに連れていくのか、まったく予測がつかない。



彼らの奇蹟を最後まで見届けるために、私は日本で今を生きているのかもしれないね。
心配すぎて苦しいことがいっぱいあると思うけど、これからも応援し続けます。
彼らの誠実な想いに基づいた具体的な行動は、とても真っ直ぐで正しいから。



以上のことをふまえて、また高橋優×SMAPの「卒業」を見ると、いろんなことが腑に落ちる気がしました。
中居さんが「僕たちは、被災地の皆さんのことを忘れていない」と雑誌で語ったこと、会見で木村さんが「やらないよりはやった方がぜったい良い」と発言したことやその他もろもろまで考え合わせると、「どんな昨日さえもあって良かった」と「いつか讃え合いたいあなた」は、復興を成し遂げた後の日本中の人たちのことなのかもしれない。

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