parks@blog

2000.11.27 「S map Tour」 SMAP at 東京ドーム

去年の彼らが最高だと思っていた。全て練り上げて計画されたセットの中で、それぞれが最高のことをやろうとしていた。エンターテイメントという枠で、彼らはナンバー・ワンだと確信したコンサートだった(過去の「BIRDMAN LIVEレポ」参照)。
だが今年、彼らはそのハードルを軽やかに跳び越えた。
明るい時のステージは全体に白い箱を積み上げたような地味な印象。左右にいつもの大きなスクリーンはあったが、中央部分には赤・黄・青に染められた「どん帳」が下りていて、なんだこれは?と大きなクエスチョンが頭に浮かぶ。でも、裏切ってくれるのが彼らのステージでもあったから、今回はどんな裏切りかたをされるんだろうとワクワクしていた。
まず、金髪の少女が音ハズしまくりの「らいおんハート」を歌う映像が流れ、5人のシルエットが映ってからはドームの機能を全部使ったコンサートが始まった。セットのバックはほぼ全面がスクリーンとなって今の彼らを映し出し、白い箱は宝塚ばりの階段となって輝き、レーザー光線、花火、TV-CMのスクラッチ映像、ドームの天井までが会場を包み込むスクリーンとなった。屋外の夏コンでは出来ないことだ。もしかしたら舞台監督は季節まで計算していたのかもしれない。
しかしそれらは「基礎」の部分であり、コンサートそのものがどうなるかはSMAPに委ねられている。豪華なセットであればあるほど、観客が多くなればなるほど、彼らにかかる比重は高くなってくる。
今回の彼らは、少しずつずれていた。もちろん、ステージの上のずれもあったし、木村拓哉のパパ騒動に対する自分の好奇心もその「ずれ」に加わっていたのは確かなことだ。ハプニングそのものよりも、それを越えられるのか、つぶされるのか、に一番の興味があったと言ってもいい。
前日のコンサートは一部分、緊張感が会場を走り、大変だったらしい。最終日の彼らは見事にそのプレッシャーを跳ね除け、大きな何枚ものスクリーンの効果もあって、実体でありながらバーチャルでもあるというアイドルの本領を発揮してくれた。
突っぱねるでもなく、Coolに仕事と割り切るのでもなく、いろいろな矛盾をあるがままに受け入れて舞台の意図や枠すらもあっさりと越えていってしまう彼らは素晴らしい。木村1人ではきっと越えられなかった壁を、BIRDMANは5人で飛んだのだ。

LIVE Smap
価格:¥ 7,350(税込)
発売日:2001-03-14

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する