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「恋と音楽Ⅱ~僕と彼女はマネージャー~」2014年6月26日(夜)パルコ劇場

※あまり舞台レポになってません。

まさかの最前列で、いつもの舞台とは少し違う感じに包まれている。
前の週、観劇好きな友人が亡くなって、もし何事もなければ去年の「ヴィーナス・イン・ファー」も今回の舞台も一緒に観ていたはずだ。
この世界のどこを探してもいないことがまだ少し信じられないし、なんとなく、一緒にこの場に来ているような気がしている。

たぶん、物の見方/捉えかたが全く歪んでない人はいないんじゃないかと思ってる。みんな、一つずつ自分だけのレンズを持っていて、そこから世界を把握している。
歪んでいるから、何かに引っかかったり躓いたりする。歪みがひどければ、とんでもなく間違った結論を導いてしまうこともある。
でも、時折、誰かのレンズと自分のレンズが重なって、世界が輝くことがある。
そんな人はとても大事で、かけがえのない存在だ。
一緒にいる時間は、誰も見たことのない空間と同じ意味になった。一緒にいると、いつも新しい光に溢れていて全く飽きることがない。違う感性を持ち、好奇心はいっぱいで、ところどころ適当に受け流し、好きなこと嫌いなこと変なこと、何でも全部言い合えるし笑いあえる。
彼女は私にとってかけがえのない相手だった。

頭の中は亡くなった彼女のことでいっぱいで、それなのに舞台の楽しみもあって、自分の気持ちが混乱してる。
ちょっと落ち着かないタイミングで観劇することになった。


仕事に飽き飽きして疲れている男2人(真壁と横山)と女1人(君子)、ミュージカルスクールで出会った友人たちは、やがて卒業して離れていく。
が、十数年後、横山は舞台演出家のタマゴ、真壁は大物俳優の新米マネージャーとして再会し、更に大物女優のベテランマネージャーとなっていた君子とも出会う。
再会を喜んだのもつかの間、3人は大物俳優と大物女優との狭間で右往左往することになる……。


結論としては、超楽しかった!!
生演奏とともに吾郎さんが登場した時にグレースーツだったので、「あ、舞祭組ゴローさんだ」と笑いそうになり、そこから最後まで、舞台にぐっと引き込まれて意識を逸らす暇もなかった。
最前列って全体が見渡せない。役者さんを1人見ていると他の人が見えなくなる。
あ、唾とんだ。汗かいてる。ウィングチップの靴かっこいい。手の血管萌え。爪の先まで見事なお手入れ。足首ほそっ!てか脚ほそっ!同じように細くても男女の脚の形ってやっぱり違うのねえ(ため息)。足音がする度に、ほんとにそこに存在しているんだと実感。
観てる側もとても忙しい。口開いてた。
そしてとんでもなく楽しい。

前回の「恋と音楽」でも共演した真飛聖さんと吾郎さんの息はピッタリ。恋といってもビター、かつ夢見る少年少女のような部分もある「大人たち」だった。
相島一之さんは芸達者で、話を繋いだり進めたりする。生演奏のバンドマンの方々とセッションするハープの腕前がすばらしかった。
小林隆さんの姿勢と声とスマートさに惚れ惚れし、北村岳子さんの歌に圧倒された。北村さんて元劇団四季で現役ミュージカル女優の方なんですね。圧倒的です。
北村さんと吾郎さんのソファのシーン、実はあのソファ真ん前の席だったんですが「当たる、当たる」って(笑)。濃厚なのにイヤらしくない。
吾郎さんの風のような清涼感が舞台のすべてを自然にまとめあげていた。歌の腕前については他の俳優さんたちと比べると一段下なんだけど、意外に強引な存在感とオーラのマジックで全てを包み込む。誰も真似できない。
今回は席が近かったぶん、何度かちょっとクラクラしました。

舞台を観ながら、夢が叶うかどうかで行動するんじゃなくて、本気で夢みることそのものが素敵なんじゃないかと思えた。
夢を見続けるモチベーションを保つって大変。仕事は疲れるし日常は油断ならないし人間関係面倒だし時間もお金もどんどん減っていくし……ああもう夢なんてどうでもいい!なんて気持ちにもなる。
実際、亡くなった彼女と一緒に見られない世界なんて爆発してしまえと思わないでもない。
基本クソつまらんこの世界で、彼女のような素敵な変人(彼女は私をそう呼ぶが)と出会えて、お互いに大事な個性だと実感できた日々は確かにあった。
奇跡だったのかもしれない。

今夜の奇跡は、舞台上で速やかにカーテンコールに入る際の、吾郎さんのドヤ顔炸裂!!
こんな近くで!!!
面白すぎる!!!!!(えっ?)
明らかにそこにいるのは真壁(役名)じゃない。速やかに稲垣吾郎に戻ってる。
「カーテンコールで、他の役者さんは役から自分に戻るんだけど、吾郎ちゃんだけは役からSMAPの稲垣吾郎ちゃんに戻るんだね」
同行者の言葉だ。
吾郎ファンじゃない人って、時々ファンが思いもつかない言葉でキッチリ言い当ててくれる。
亡くなった友人は「舞台俳優だよ、吾郎さんは。SMAPやテレビドラマはちょっと出稼ぎしてる感じ」と言ってた。SMAPもですか。けっこうメイン活動ですけども(笑)。
彼女は続けて「でも鏡恭一くんは最高だった」と言って鏡くんの真似(最後の手錠ジャラジャラ)して、私に「バカにしてんのか!」と怒られる、までが1ネタ(笑)。

吾郎さんのドヤ顔にはいつも本気で笑ってしまうんだけども、今回も本当に本気で爆笑した。一番前で(笑)。
この舞台が始まる前は悲しみでいっぱいだった私の心を、華やかさと楽しさで溢れかえらせた舞台俳優・稲垣吾郎。やはりただ者ではない。
ミュージカルゴロー、好きだーー!!
ただ、ストーリイとしてはもっと七面倒くさくていろいろ考えさせられる舞台のほうが好みなので、「広島に原爆を落とす日」「象」「泣き虫なまいき石川啄木」「ヴィーナス・イン・ファー」系も忘れないでいただけると嬉しい限り。
帰り道、友人が生きてたらきっとこんな表情でこんなことを言うんだろうなあって、ありありと三次元で想像できたので、たぶん一緒に観てたんだと思う。
また憑いてきて、私の目を使ってくれていいんだぜ。
むしろそれによって感謝が伝えられたら本望。
寂しくて寂しくて心の穴が埋まらないので。
占い師?に「あなたは生まれ変わらない」と言われたらしいけど、それならそれで、原子になって飛んできてくれ。
あの日、プラネタリウムで一緒に見たプログラムみたいに、分解されて原子になって、宇宙を一周してからここまで飛んできてほしい。瞳の中に取り入れるから。
この世界で出会ってくれて、もったいなくもありがとう。

ララ バイバイバイ♪

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