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ボランティア日記 #2

P1000107



(写真は木を輪切りにして作ったペンダント。描いてあるのは「ぼっけ」という七ヶ浜町名物の魚だそうです。胸びれでグーってしてます。現地でいただいてきました)

去年に引き続き、2度目のボランティア。
GW初日の前日(4月27日金曜日)夜に出発し、宮城県の七ヶ浜町に向かう。道路の混雑状況が読めないので早めの出発だったが、スムーズに夜明け前には現地のボランティアセンターに到着した。バス泊ではほとんど眠れなかったけれど、あまり眠くはない。ついでにあまり食欲もない。
まぶしい朝日が登り、個人ボランティアの車やツアーの大型バスが到着し始める。思っていたよりも人数が多い。ボラセン内での朝ミーティングは大混雑となった。
各団体名と人数がホワイトボードに書かれていたが、300人近くいるらしい。企業からのボランティアも数組あり、個人ボランティアもかなりいた。「四川大地震の時に日本にお世話になったので」と言う中国人と日本人の混合チームもあったり。
七ヶ浜町では農地の小さな瓦礫を撤去するために、「農地復興大作戦」と題して4月1日から多数のボランティアを受け入れている。
大きな瓦礫は撤去されたが、小さな瓦礫は地面に埋まっていて、人力でなければ取り除けない。表面の瓦礫を取り除き、また重機で掘り返して瓦礫を取り除く。もう既に5ヘクタールほどが利用可能となり、大豆畑に転用されるらしい。
ちなみに大きな瓦礫はボラセンの隣の敷地に高く積まれていて、木々の間から小山のようなそれらが覗く光景はかなり印象的だった。

バスで割り当てられた地区近くまで移動し、歩いて向かう。段々になった水田が今日の作業場所。日ざしはうららかで、ちょうど桜も咲いていて、うぐいすなんか鳴いちゃって、とても気持ちがいい。空気の爽やかさが東京ともうぜんぜん違う。やっぱり東北が好きだなあとしみじみ思う。
燃えないもの(金属、瓦、ガラスなど)と燃えるもの(その他)に分けて土嚢袋に積める作業。
早々に写真を見つけた。ただの紙のゴミだと思って最初捨てようとしたけど、外側のビニールをちょっと外してみたら、判別できないけど子供の顔っぽい写真が何枚もあったので、ボラセンに持ち帰ることになった。前回も写真見つけたんだよね。縁のようなものを感じる。写真の主に戻るといいなあ。

昼食を挟んで午前と午後、同じ作業をした。その後多賀城市の大型銭湯に移動してお風呂。
多賀城といえばアラバキ(ライブイベント)第1回目の地。SMAPのMIJツアーオーラス後、ほとんど寝ないで次の日に参加したなあ、夏(秋口?)なのに寒い日で震えながら参加したなあ。最後の佐野元春さんの熱くカッコイイ演奏途中で友達に引きずられるようにして帰りの新幹線に乗ったなあ。…とかいろいろ思い出した。
その大型銭湯でチョコミックスのソフトクリームを食べたんだけど、とても美味しくて。機械にアイスクリームカップみたいなのをセットして、中で攪拌してからソフトクリームになって出てくるらしく、ちょっと堅いソフトというか、柔らかいアイスの感覚。この方式は初めて見た。もっと広まってくれたらいいのに。

塩釜市に移動して今夜の宿をお願いしたカトリック教会に向かう。七ヶ浜、多賀城、塩釜ってびっくりするぐらい近いのね。
女性は礼拝所、男性はその隣の集会所を使わせていただく。小柄な二人のシスターから、お湯だけでなくコーヒーセットや大型ストーブまで貸していただきました。ありがとうございます。
夕食は少し歩いてお寿司屋さん。ちょっと奮発してみました。大きな赤貝、甘エビプリプリ、アワビコリコリ、ウニトロトロ、イクラプチプチ、んで浦霞(地酒)。信じられないほどうっっっまーーーーーい!!
近くの席の方々と「ボランティア参加者さんたちがもしも学校の先生だったら」というもしもシリーズで盛り上がりました。私は金八先生における吉行和子さんのポジションということでしたが、金八見たことなくてごめんなさい(笑)。様々な世代が一緒になった合宿みたいで楽しかったー。
ボランティア1回目の時に感じた、やるせない複雑な感情が全く無くなったわけじゃないし、瓦礫の大きな山を見るとやはり心が痛むのだけど、もっと日常の、私が今生活している地とこの地が間違いなく繋がっているという感覚が強くなってきた。
教会に戻って、昏倒するように就寝。

が、真夜中に目が覚めた。寒いよっっ!
ストーブ前の位置の人が熱いので、寝る前にストーブ消してた。春とはいえ、東北の夜なめてました。毛布を借りて寝袋の上にかけるべきでした><。
それでも明け方にトロッと眠ると、割とシャッキリ。風邪もひかなかったので良かった。
使わせていただいた場所を掃除して、礼拝堂の長椅子などを戻す。この後、礼拝の方々がいらっしゃるらしい。教会の前でシスターたちと集合写真を撮って、笑顔でお別れした。
ボランティアセンターに向かうと、昨日一日ボランティアの団体が帰り、代わりに個人ボランティアが増えていた。昨日ほどではないものの、それでもかなりの人数。今朝は、昨日できなかった「おらほのラジオ体操」をする。
メロディも動きも普通のラジオ体操第一なんだけど、説明が訛っている(笑)「いづ、ぬー、さん、すー」になってる。初めて聞いて、笑ってしまった。石巻弁だそうだが、ところどころ何いってるかわからない(笑)。あちこちで笑いが起きてました。朝が笑いで始まるのっていいね。

今日の作業場所は昨日よりも広い田んぼ。他グループと一緒に向かう。
ここでちょっとしたトラブル。依頼した男性が、他の手つかずの場所をやってほしいと言い出して、ボラセンの人から怒られてた。打ち合わせになかった分時間をロスするので気持ちはわかるし、変更を希望した方も素朴な好意なんだろうからこちらの気持ちもわかる。
もしかしたら、ボラセンはその土地の縮図なのかもしれないな、とも思う。無償だから尚更。以前行った陸前高田のボラセンはてきぱきと要領よく、作業に出発する前にボラセンの人が一人バスに乗ってきて、短時間で説明や注意事項などを伝えて降りていった。
時期的なこともあるかもしれないけど、ここはもっとアットホームで、近所の方の手作りらしいパンやお菓子などの差し入れがあったり、可愛い波乗りウサギのキャラクターグッズがあったりしてほのぼのしていた。
その分「(好意だから)このぐらいはいいか」という雰囲気もあるのかも。どちらがいい悪いというのではなく、どちらのやり方も、長く続けるには意志のパワーと地域の協力が不可欠なんだろうなと思う。被災した多くの市町村の中には、いろいろな理由で機能しなくなっているボラセンもあるというし。…とか、待ちながら考えてた。

依頼した方の希望通りの場所で作業するということに話がついて、田んぼのあぜ道を移動。作業内容は昨日と同じく小さな瓦礫の撤去。ただ、昨日よりかなり広く、まだ手つかずなのでやりがいのありそうな地面だった。燃えますね!
昨日よりも地面が乾いていて歩きやすいし、天気もよくて気持ちいいんだけど、やっぱり疲れが残っていて微妙に腰と肩がつらい。時々伸びをしながら拾う。歩いてしゃがんでゴミを拾って引きずり出して、立ってまたしゃがんで…の繰り返し。時間が過ぎるのが速い。
休んで水分補給をしていると、七ヶ浜町のボラセンの方から「テレビ見でっけど、東京の地震大丈夫がい?津波だったら高いどさ逃げればいいげども、火事だったら逃げらんねど思って、気ぃつけでけろよ」って、逆に心配されとりますがなー!(笑)
それはもうね、水や食料を備蓄したりライトやホイッスルを持ち歩いたり、とりあえずやれることはやってますけども、いくら備えてもどうしようもない部分もあるのよねえ。うーん。…まあ、生きてるうちに目の前のことをやるだけです。

2日目の作業を終え、七ヶ浜町ボラセンの方々から見送られた後(曲がって見えなくなるまでずーっと手を振っててくれた。そういえば、通りすがりに手を振ってくれる地元の方々もいて、外観は普通の観光バスなのにどうしてボラバスだって分かるんだろう?ボランティアオーラがバスから出てるんだろうか笑)、ボランティアを乗せたバスは海岸そばの道を走った。
平地が広がる中、ま新しい公団住宅(3階建てだったかな?)が2棟、取り壊されている途中だった。一緒にバスに乗っている方のご友人が高台から、この建物が屋上まですっぽりと波に飲み込まれるところを見たそうだ。
海岸沿いの道と平地の境目にはずーっと水仙が植えられていて、ちょうど満開の花を咲かせていた。
昨日と同じお風呂にあわただしく入って、体全体に疲れが残っているのを意識しながら帰路に付く。体は疲れているけど気持ちはとてもよくて、この感覚がやみつきになりそう。
夕食は、個数と時間を予約しておくとお弁当屋さんが高速PAまで持ってきてくれるサービスを使った。飲み物(アルコール類も)頼めるらしい。こんなすごいサービスあるの知らなかった。
けっこう豪華版のお弁当だったけど、私は頼まなかった。通常ならビールも付けちゃうよ、なんだけど、どうもバスの椅子の角度で胃を圧迫されるらしく、帰りはあまりお腹がすかないの分かってたから。惜しい。私の夕食は玉こんにゃくとレモン牛乳アイス(食べ合わせwww)。
高速道路の混雑が心配だったけど、ちょっとの渋滞に巻き込まれただけで予定時間通りに東京着。すばらしい。
たぶんまた時間を見つけて行っちゃうな。今度は別の団体に参加してみようかな、とかちょっぴりボラ熱が上がっているわたくしです。

あと、瓦礫を拾っている間、記憶していたSMAPの「さかさまの空」がずっと頭を流れてました。爽やかで優しくてポジティブで、気持ちよく作業ができました。
帰りのバスが高速から降りた傍らのビルに、さかさまになったSMAPの大きな広告ポスターが2枚飾られていました。「おかえりー」って迎えてくれたみたいに思えて、とても嬉しくなりましたよ♪







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コメントコメント


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No title

ツイッターでお世話になっております、ややです。
#1も合わせて読ませていただきました。すごく元気が出て励まされました。
実は阪神大震災の時はまだ学生だったこともあり、フットワーク軽く1週間ほどですが行って来たんです。なのに今回もっとずっと大変な状況なのが分かっていながらすぐ動けない自分が嫌でたまりませんでした。
もちろん年取った(当然)とか体力に自信が(もともと)とか車酔いが激しいからとかいくらでも言い訳はできるんですが、正直びびっていたのが本音だと思います。怖かったんです。そこにある現実に直面するのが。そして自分の役ただずっぷりを再認識するのが。
でもボランティアってそういうものじゃないですよね。
私も「さかさまの空」を聴きながらもう少し積極的な方法で自分にできることを探していこうと思います。
正直でまっすぐな気持ちを文章にしてくださって本当にありがとうございました。

やや | URL | 2012/05/05 (Sat) 21:27 [編集]


No title

ややさん

ツイッターではこちらこそお世話になっています。コメントいただいて、ありがとうございます。
阪神淡路の時は、山形の実家にいたのでとても遠い場所のように思っていました。行きたいけど行けない(かもしれない)、なんて、今のややさんのように感じていたような気がします。
たぶん今回は、ボランティアをする側も受け入れる側も、阪神淡路の教訓に助けられた部分が多くあったんじゃないですかね。
阪神淡路のあの混乱の中、ボランティアに参加されたややさんはすごいです^^お疲れ様でした。
自分の目で震災の現地を見るまで、私はずーっと胸の中にモヤモヤがわだかまっていたので、1回目のボランティアは自分のために行ったようなところもあります。
現地を実際に観て、聞いて、感じた後は、自分の中の「向き合うのが怖い」とモヤモヤしていた部分だけでも小さくなったので、とても楽になりました。
出会う人たちが、みんな明るくて親切な方々だったので楽しかったし。
周りの人たちにはボランティアを薦めてますけど、いろんな理由で足を運べない人もたくさんいらっしゃると思います。募金でもいいですし、何をするにしても(しないにしても)一番大事なのは、現地の人たちを忘れないということじゃないかなと、今は思っています。

ナマステ | URL | 2012/05/06 (Sun) 14:37 [編集]


 
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