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藤原新也の現在「書行無常展」

藤原新也の現在「書行無常展」



http://www.fujiwarashinya.com/shogyomujo/



2011年11月5日から11月27日
3331 Arts Chiyodaにて
http://www.3331.jp/



11月12日13日、フォロワーさんで上京される方も多いと思いますので、その際にお時間がありましたらぜひ!



今回の藤原氏の展示会は、都心の廃校で開催された。全体がアート美術館のようになっているらしい。
1階のほぼ全部を使っているのかな?
最寄りの駅からではなく、ちょっと遠い新お茶の水駅から向かったのですが、校舎というのは分かりやすくて有り難い。
四角いコンクリートに無機質な窓が開いていて、小さな校庭があって、どれも同じようなのになんだか懐かしい。
枯れたゴーヤカーテンの被っている建物に入るとまずカフェがあり、その奥が会場になっている。



最新写真集の「書行無常」は既に購入済。書が掲げられた周りの光景、人の顔、空気の冷たさ(あるいは熱さ)…次のページの写真に何が写っているかがわからないワクワク感(と恐怖感も少し)がとても面白い。



変。
というか、酔狂。
おまけに、パワフル。



この展示会では、その写真をとてつもなくデカく引き延ばし、映像や生花や服(?)とコラボしている。
いちいち意表をつかれる。それはもう、面白い、というより、すさまじい。



中国、インド、会津、被災地、渋谷…。



書籍の大きさでも、各地の温度や臭いや湿気まで充分感じられる写真がここまで大きくなると、また別の、例えばその場所に自分が立っているような気がする。
写真と書の合間に白い無機質な壁に目をやってみたりすると、視覚に裏切られてでもいるような頼りない感覚になったりもした。



中でも、女性の髪の毛で書いた「男」の文字と、傍らに横たわる女性の写真はビックリした。度肝を抜かれるというか、ぽかんとしてしまった。
書籍の小ささで見ている時は「まったく酔狂な人だなあ」ぐらいに思っていたのに。すみません。



まるで、写真の上から大量の花びらを散らしたように華麗で猥雑で残酷で。
傍らの女性の髪がそのまま伸びて「男」という字を形作っているようにも見える。
そこに本物の花びらがくっつけてあるんじゃないかと思って、顔を寄せてしまった。
確かに写真だった。なのに、少し離れると生々しく、今にも風で動きそうなほどリアルなのにどこか異世界じみている。
こんな鮮やかさはこの世ではありえない。



瑞々しくエロティックなパワーに圧倒されて、しばらく立ち尽くしていた。
お時間あればぜひ現地で、自分の目で確かめてほしい。
すごいから。



以前、銀座の画廊で拝見した、壁一面の「死ぬな生きろ」の書は、この場所では少し小さめなので、これも引き延ばして飾ったらよかったんじゃないか、なんて余計なことも思ったけど、近づくとやはり原書ならではの渦が感じられる。
近づいて、視界がいっぱいになるようにしてガン見するのがオススメ。



あんまり細かく書かないほうがいいよね。
また必ず訪れるけど、何度行ったら満足するのか…。
自分の心が癒されるとかそんな甘ったるいものじゃなくて、深く掘られて攪拌されて、落ち着かなくなっているのに静かな涙も流れるという。
わけがわかりません。自分でも。



今回はサイン入り限定ポスターが欲しかったので、開催2日後に訪れてみた。雨模様だったので取り置きしていただいて。もうかなり売れている様子。さすがです。
老人の手と小さな炎のアップ。
その写真の手は皺だらけで力強く、炎を抱いて生きている。
部屋でいつも座る場所の、正面ではなくて背の壁に貼る予定。ずーっと見ているようなものではないので。



背中から、命の炎を感じたいので。



書行無常書行無常
価格:¥ 3,570(税込)
発売日:2011-10-05

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