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2006.8.5、8.12、8.13、9.10、9.27 「Pop Up SMAP!-飛びます!トビだす!とびスマ?Tour-」 at 新潟ビッグスワン、日産スタジアム×2、国立競技場、東京ドーム

通常のツアーと同じようにファンクラブから振込用紙が届き、振込んでからいつものように祈るような気持ちで当選発表を待つ。今年もいつもと同じように手続きは進み、夏の訪れを心待ちにする日々なのだと思っていた。
「きっこの日記」を読むまでは。
きっかけが何だったのかは覚えていない。耐震偽装問題の件だったのかもしれない。
きっこさんの好き嫌いが発端となっている理屈が明快で判りやすく、その直感を強固なものにするために提示される資料や情報が興味深い。また、いささか長いものの、文章のリズムも独特で力強さがあっために魅力的に感じた。
早速、日記の中をいろんなキーワードで検索してみた。もちろん「スマップ」は初めのほうに検索した言葉だった。
そして、どうやらこの人はSMAPが大嫌いらしい、ということを知った。それどころか、アンチを通り越して潰したがっている意志も読みとれた。
それはそれでいい。光が強くなれば影も濃くなっていく。単純な好き嫌いならば別にわたしがどうこう言うことではない。
だが、きっこさんの論調は少し違った。木村さんへの批評はただの個人的な「嫌い」という感情から来ていたから無視するとして、他のA型3人組が、特定の宗教にどっぷりハマり込んでいるという話を展開していたので、これはちょっと聞き逃せなかった。
大好きなモノと、大嫌いなモノが重なってしまう可能性がある場合、どうしたらいいんだろう。
それでもまだ、個人の宗教の枠を出ていなければそれでもよかったが、きっこさんがその時点で日記に書いていない証拠らしきモノをわたしは思い出してしまっていた。個人ではなくて、グループ全体、スタッフもひっくるめた団体でそういう方向に行っているのだとしたら無視はできない。
なぜなら、彼らがとても好きな理由のひとつは、いくら大きな存在になっても、自分たちの個人的で小さな世界から等身大の発言を行っているからだ。
「広告批評」での彼らのコメントなんて、とてもアイドルとは思えない。理屈だけでなく、経験則に基づいたモノの考え方は地味かつ堅実、しかも一人一人が違う角度からきちんと物事を見ている。そして、コンサートツアーやシングル曲になると、メジャーからは少し離れた、かなり隙間産業的なあざといものを発表し続けており、それが「既成のSMAPとしての概念を壊す」的に受け取られている。結果的には。
もし、彼らの思惑が別のところにあるのなら、わたしが気になっている「S map」(エス・マップ)ツアーが全く別の意味を持って来る。このツアーは2000年、初めてデザイナー佐藤可士和氏にアート・ディレクションを頼んだものだ。ビビッドな赤青黄のデザインは、アメリカのポップアートを彷彿とさせ、それから現在まで彼等と佐藤可士和氏との関係は続いている。ツアーのテーマカラーは、見ようによっては単なる「色の三原色」だ。
だが、本当にそれだけなんだろうか。特定の宗教を連想させる色を敢えて選んだとするならば、魅力に感じていた彼らの閉鎖性と仕事に対するストイックさのベクトルが逆になる。ただ単に"どうすれば売れるか"を知っているスタッフたちから示され続けた「魅力的な記号」に、ファンがいとも簡単に食いついたにすぎないことになる。
それは嫌。気持ち悪くなるぐらい嫌だ。
確かに、彼らは既に様々な記号になってしまっているが、その記号のひとつ「孤高の強さ」が、自分たちの力で獲得してきた経験則でなく、他の誰かからの偽善に溢れた言葉や安っぽい道徳観なんかで支えられていたのかもしれないと思うと、とても腹立たしい。でも、もし、きっこさんの情報が本当だとしたら、そんな小乗的な部分があるからこそリンクしてしまったのか?とも思う。その情報は新しい記号として加わってほしくない事柄だ。
そんなこんなで、わたしは1ヶ月ほど悩み続けることになった。事実は表面に現われてこないのだから尚更だ。いくぶん疲れてしまって、一瞬だが、ファンとしてかなり危機的考え(ファンやめちゃう?)になったこともある。
ややこしい無限ループにハマり込んでしまったもんだ。
だが、雪解けは同じ「きっこの日記」から始まった。少し意外だったが。
とうとう「S map」のテーマカラー3色について、特定の宗教と関係のある証拠として記述されたのだ。当然、きっこさんの論調も熱を帯び、舌禍は鋭さを増していたのだが、わたしは逆に冷めていく自分を感じていた。
なに?今ごろ知ったのこの人?
「○○が~」もしくは「○○と○○が~」という主語が、一気に「スマップが~」と変化した。おそらく、本当に「Smap」のことは知らなかったんだろう。知っていたら、真っ先に鬼の首でも取ったように書き込んでいたはずだ。すると、誰かがきっこさんに教えたことになる。事情通な人ならもっと早く教えてるだろうから、読者の一人だろうか。
自分の好き嫌いをより確実に見せて正当化するために、いろんなソースを探してくる手腕は凄いと思うし、文章の強さも相当なものだ。憧れさえ抱くこともある。だが、いろんな人が教えてくれた情報から、自分の目的に都合のいい部分だけを抜き出し、強い口調で断定するやり方なのか?とも思ってしまう。
また、過去の日記で笑ってしまったのは、彼らのコンサートではバックステージで別人のプロ(ゴーストシンガー)が歌っているというような記述があったことだ。同じ声、同じ歌い方で同じ下手さ加減の「プロ」とは恐れ入った。彼らの下手さはどう聞いてもオリジナルであり、その真似を完璧に出来る他人を見つけるのはかなり難しいのではないか。しかも最近けっこう歌詞忘れ及び音外しが多いので、別人がそれに対応するというのは神業かと。(ああもう、なんだよこの反論orz)
んな、わきゃーない。(タモさん風)
おそらく、ゴーストシンガー云々はきっこさんのユーモアなんだと解釈することにした。でも、それが真実らしきものの中に散らばっていると、ユーモアがユーモアに聞こえなくなってしまう。同じように、真実が真実にも見えなくなる。
「きっこの日記」から最初感じていたリアリティが減少した。
「S map」と特定の宗教に関しての真偽は不明だが、いくらインターネットで真実を探そうとしても「~である」という情報(ソースが「きっこの日記」というのもかなり多い)のみが引っ掛かって来るだけで、「~でない」という情報を探すのは難しい。ゼロを証明するのが難しいのと同じことだ。
それに、きっこさんはテレビ業界の末端で仕事をしているヘアメークアーティストらしく、情報を貰うのも業界関係者のようだ。芸能界は、一筋縄ではいかない慎重なSMAPさんたちと一瞬でも出遭ってしまう場所なので、世間よりも強烈なアンチが確実に多そうだ。ソースを選ぶことによって、情報は操作できる。
ただ、SMAPの複雑さに安心しきって、思考停止に近い状態になっていた自分に、一石投じてくれた「きっこの日記」には感謝している。たとえ感情的に日々書き飛ばしている日記だとしても、強い文章にはそういう意味での価値がある。
事実だろうが事実でなかろうが、きっこさんにはどうでもいいのかもしれない。大事なのは、内容の威力と文章の強さで読者を圧倒し、自分の目的に向かって誘導することなんだろう。自分の考えに沿った情報だけでなく、目的意識をここまで前面に出して文章を書く人をネット上で見たのは初めてだ。
正しいか正しくないかは自分で決めます。とニア(from「DEATH NOTE」)は言った。
なるほど。
趣味繋がりで友人になった人が、「実は、特定の宗教の信者で~」というのも今まで三度あった。だからといってわたしが彼・彼女のことを嫌いになることはない。彼・彼女もわたしのことを分かってくれているようで、無理に誘わないし否定もしない、選挙前に電話してくることもない。単にそういうことだ。
ともあれ、わたしが気にしているのはSMAPの部分だけなので、それ以外の意見や情報に関して、「きっこの日記」は読み物として面白い時もあるのは確かだ(興味ないのは読まなければいいし)。これからも、言ったもん勝ちみたいなきっこさん独特の文体に飽きるまでは読み続けていこうと思っている。SMAPに関する記述に時折キリキリ舞いしながらも。(笑)
ていうか、これライヴレポじゃなくなっちゃってますけど、それだけ自分の中で大きかった出逢いなので、これ抜きには今回のコンサートは語れないんですよ。とほほ
ちなみに、「きっこの日記」と、きっこさんが毛嫌いしている木村さんのCMの共通点は、好き嫌いに関係なくチラ見してしまうということ♪



[友人からの情報]
>きっこの日記の例の宗教の件なんだけど中居くんもシンツヨも嘘らしいよ。スタッフは知らんけど。
>私、一時期ものすごい勧誘されてた時期があったのよ。結局逃げ切ったけど。
>そのとき知り合いになってしまった売れないミュージシャンの人(一応その宗教の芸能部とからしい)が教えてくれた。
>ものすごい気になってたから聞いてしまったんだよね~。
>私がスマップすごい好きだから 「入ってるよ」って言って釣るという手もあっただろうけど、言われなかったのでその点だけは信用してる。

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